2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コーリン・ロウ-2

(前回の「コーリン・ロウ」の続き)相田武文、土屋和男著「都市デザインの系譜」(1996年)、第14章「ロウ」より。図と地 ロウらの論法を支配しているのは、さまざまに言い換えながら示される二項対立である。そして、近代建築のテーゼとして語られながら、…

コーリン・ロウ

前回の「ギリシャ型とローマ型」の記事で書いた、コーリン・ロウの「コラージュ・シティ」(1978年)を買って読んだ。嘘です(w)。とりあえず、手元にある本で、概略だけ。相田武文、土屋和男著「都市デザインの系譜」(1996年)、第14章「ロウ」より。 (…

ギリシャ型とローマ型

「日食」*1は見られなかった(泣)。残念。次は2012年5月に、東京で「金環日食」が見られるらしい。3年後か。ところで、「皆既日食」とは、「月が太陽の前を横切って、太陽全部が隠される現象」で、「太陽は月の約400倍の直径だが、地球からの距離も約4…

日食

別ブログの「日食」の記事で、「来年の7月に日食が見られる」と書いたのだけど、えー、もう一年経ったのか、早ー、、ではない(w)、今週ついに「日食」です。(別ブログにも貼ったけど)ペット・ショップ・ボーイズの「eclipse」の動画です。うーん、何度…

ユルバニスム

(「機能から構造へ-2」で書いた「ブラジリアとシャンティガールのもつ致命的な欠陥」について調べていたら、磯崎新による「都市計画」の良いまとめ(通史)があったので、メモ。分かり易い。)「GA JAPAN 92」(2008年)、特集「さけて通れないコルビュジエ…

ヴィラ・コルナーロ

パラーディオのプラン(左右対称の平面図)みても、いまいち分からねぇ、という人が納得する(?)話w。ヴィトルト・リプチンスキ著「完璧な家」(2005年)第五章「ポルティコ」より。 (前略)案内人はここが寝室、ここは居間で、こちらは食堂などと言うが…

ヴィラ・バルバロ

久々にこの家とご対面した。「ヴィラ・バルバロ」*1。僕はこの家、好きなんですよねぇ。中央の棟から左右に両翼がばーんと伸びていて、飛行機みたいでカッコいい。*2えっと。ヴィトルト・リプチンスキ著「完璧な家」(2005年)、第六章「バルバロ兄弟」より…

メモ

旧ブログ(babyism)の「Integral Project-3」で、「『選択肢』の多さ=自由」と書いたけど、アンリ・ベルクソン著「時間と自由」(1889年)という本によると、そうではないらしい。熊野純彦著「現代哲学の名著」(2009年)第三章「時間・反復・差異」より。…

機能から構造へ-3

(結論は、前記事「機能から構造へ-2」で書いたけど、もう2例書いておく)黒川紀章著「都市デザイン」第二章「機能的都市の成立と変質」(1965年)より。キャンディリスのトゥールーズ都市計画 一九六二年四月フランスで行われたトゥールーズ・ミレーユ都市…

機能から構造へ-2

(「機能から構造へ」の続き)黒川紀章著「都市デザイン」第二章「機能的都市の成立と変質」(1965年)より。スミッソンのベルリン道路計画 ピーター・スミッソンによるベルリン道路計画を例にとってみよう。この案のいちばんの特徴は、既存市街地の道路とは…

機能から構造へ

別ブログの「雑記6」の記事(の後半)に出てきた「チームX(テン)」についてのメモ。黒川紀章著「都市デザイン」第二章「機能的都市の成立と変質」(1965年)より。CIAM*1の崩壊 CIAMの停滞は、CIAM組織そのものの停滞にも現れた。(中略)第十回CIAMは、…

社会的な身体-2

(「社会的な身体」の続き)荻上チキ著「社会的な身体〜振る舞い・運動・お笑い・ゲーム」(2009年)より。ノート「『情報思想』の更新のために」(の続き) (前略)こうした誤解は、社会モデルの段階的な変化を単純化して捉えてしまったり、あるいはそのモ…

社会的な身体

荻上チキ著「社会的な身体〜振る舞い・運動・お笑い・ゲーム」(2009年)より。別ブログの「雑記6」の記事で書いた、「情報空間固有の挙動」について、少し知っておこうと思って買った。まだ半分くらいまでしか読んでないけど、とりあえず、メモる。第1章「…