メモ

旧ブログ(babyism)の「Integral Project-3」で、「『選択肢』の多さ=自由」と書いたけど、アンリ・ベルクソン著「時間と自由」(1889年)という本によると、そうではないらしい。熊野純彦著「現代哲学の名著」(2009年)第三章「時間・反復・差異」より。…

機能から構造へ-3

(結論は、前記事「機能から構造へ-2」で書いたけど、もう2例書いておく)黒川紀章著「都市デザイン」第二章「機能的都市の成立と変質」(1965年)より。キャンディリスのトゥールーズ都市計画 一九六二年四月フランスで行われたトゥールーズ・ミレーユ都市…

機能から構造へ-2

(「機能から構造へ」の続き)黒川紀章著「都市デザイン」第二章「機能的都市の成立と変質」(1965年)より。スミッソンのベルリン道路計画 ピーター・スミッソンによるベルリン道路計画を例にとってみよう。この案のいちばんの特徴は、既存市街地の道路とは…

機能から構造へ

別ブログの「雑記6」の記事(の後半)に出てきた「チームX(テン)」についてのメモ。黒川紀章著「都市デザイン」第二章「機能的都市の成立と変質」(1965年)より。CIAM*1の崩壊 CIAMの停滞は、CIAM組織そのものの停滞にも現れた。(中略)第十回CIAMは、…

社会的な身体-2

(「社会的な身体」の続き)荻上チキ著「社会的な身体〜振る舞い・運動・お笑い・ゲーム」(2009年)より。ノート「『情報思想』の更新のために」(の続き) (前略)こうした誤解は、社会モデルの段階的な変化を単純化して捉えてしまったり、あるいはそのモ…

社会的な身体

荻上チキ著「社会的な身体〜振る舞い・運動・お笑い・ゲーム」(2009年)より。別ブログの「雑記6」の記事で書いた、「情報空間固有の挙動」について、少し知っておこうと思って買った。まだ半分くらいまでしか読んでないけど、とりあえず、メモる。第1章「…

環境のイメージ-2

1つ前の「環境のイメージ」の記事で、「ケヴィン・リンチの別の調査(思い出せないw)」、「思い出したら書く」と書いたけど、Google ブック検索で探してみた。槙究著「環境心理学―環境デザインへのパースペクティブ」(2004年)僕が昔読んだのはこの本で…

環境のイメージ

(「ロサンゼルス」の続き)ケヴィン・リンチ著「都市のイメージ」第1章「環境のイメージ」(1960年)より。 往々にして、都市に対するわれわれの感じ方は、一様ではなくて、部分的であり、断片的であり、その他いろいろの関心事とまぜこぜになっている。そ…

ロサンゼルス

(「ジャージーシティ」の続き)ケヴィン・リンチ著「都市のイメージ」第2章「3つの都市」(1960年)より。まず、「ロサンゼルス」は*1、「都市地域の分散化」が進んでいて、「ダウンタウン以外にもいくつかの中心がある」、「他の多くのアメリカ都市の中心…

ジャージーシティ

(「アルンタ族の風景」の続き)ケヴィン・リンチ著「都市のイメージ」第2章「3つの都市」より。ケヴィン・リンチはアメリカの「3つの都市」で(面接)調査を行っている。「ボストン」(古い都市)*1と「ロサンゼルス」(新しい都市)*2と「ジャージーシテ…

アルンタ族の風景

(「ボロロ族の装飾」の続き)ケヴィン・リンチ著「都市のイメージ」*1付録Aより。 環境のイメージについては、古今の文学作品、旅行記、探検記、新聞記事、心理学や人類学の研究論文などといったいろいろな分野において言及されている。 (中略)たとえば人…

ボロロ族の装飾

(「ボロロ族の集落-2」の続き)クロード・レヴィ=ストロース著「悲しき熱帯II」第6部「ボロロ族」より。 (ボロロ族の)氏族は、神話や伝承や踊りや社会的宗教的役割などの資本を所有している。神話は神話で、ボロロ文化の最も興味をそそられる特徴の一つで…

ボロロ族の集落-2

(「ボロロ族の集落」の続き)クロード・レヴィ=ストロース著「悲しき熱帯II」第6部「ボロロ族」より。 ケジャラの環状の村は、ヴェルメーリョ河の左岸に接している。この河は、ほぼ東西の方向に流れている。理論的には、村の中心を通って河に平行に引いた線…

ボロロ族の集落

(「悲しき熱帯II」の続き)クロード・レヴィ=ストロース著「悲しき熱帯II」第6部「ボロロ族」より。 私たちが着いたばかりのケジャラ村は、(中略)サレジオ会の活動があまり及んでいなかった最後の村の一つだった。なぜなら、サレジオ会の宣教師たちは保護…

悲しき熱帯II

クロード・レヴィ=ストロース著「悲しき熱帯II」第6部「ボロロ族」より。 そこに開けているのは一つの別世界だった。*1(中略)それはあたかも、この土地――世界で最も古く、中生代にブラジルとアフリカをつないでいたゴンドワナ大陸そのままの残片なのだが――…

悪徳と美の館

(「ダ・ヴィンチの理想都市」の補足) ルネッサンスの建築様式は、それまでの中世ゴシック様式から離れて、古典古代の建築の言葉と文法を復興し、それらによってルネッサンス時代特有のメッセージを語ることによって生みだされた。都市もまたそうした文脈の…

ダ・ヴィンチの理想都市

(「理想都市」の続き)長尾重武著「建築家レオナルド・ダ・ヴィンチ―ルネッサンス期の理想都市像」(1994年)より。 レオナルドはなにか先入観にもとづいて考えているのではなく、眼前の混乱、無秩序にたいして挑戦し、都市の人々を、あらためて秩序と威厳…

理想都市

(「ダ・ヴィンチの都市計画」の続き)日端康雄著「都市計画の世界史」第1章「城壁の都市」より。 一五一六年、トーマス・モア(一四七八〜一五三五)が、貴族と農民などの社会階層間の闘争が激しかった時代に、平等な共同体を描いた理想的社会「ユートピア…

ダ・ヴィンチの都市計画

日端康雄著「都市計画の世界史」第4章の「ルネッサンス」の項の、 この時期には、レオナルド・ダ・ヴィンチ(一四五二〜一五一九年)を始め、多くの優れた芸術家、建築家が輩出し、活躍した。一四八四年、ミラノはペストの人口の三分の一が罹病、五万人以上…

城の暮らしの日常

(「中世ヨーロッパの城と塔」の続き)第3章「城の暮らしの日常」 中世の城は、その中心である大広間にはじまり、私的な居室、礼拝堂*1、「クール」*2、大階段、「ギャラリー」*3にいたるまで、なによりもまず領主の住居であり、領主が日常生活を営む場所で…

中世ヨーロッパの城と塔

ジャン・メスキ著「ヨーロッパ古城物語」より。第1章「中世ヨーロッパの城と塔」 中世ヨーロッパの城は、最初は土と木でできた簡素な防御施設として誕生し、その後、石材で建てられるようになった。そして土を小高く盛った「モット(盛り土)」や、天高くそ…

木賃アパートと団地

(「モダン都市」の続き)「モダン都市の系譜―地図から読み解く社会と空間」(第4部「高度成長と現代の都市空間」)より。木造賃貸アパート。 1960年代の高度経済成長期に増大する大都市圏の人口の受け皿となったのは、木造賃貸アパートであった。 木造賃貸…

モダン都市

「モダン都市の系譜―地図から読み解く社会と空間」(第2部「モダン都市」)より。1905年、阪神電気鉄道(神戸〜大阪間)開業。1910年、箕面有馬電気鉄道、京阪電気鉄道(大阪〜京都間)開業。 阪急は、職住分離の郊外生活のために郊外住宅地、郊外余暇のため…

モダン・ライフ

Blur(ブラー)の2ndアルバム「Modern Life Is Rubbish」(1993年)。モダン・ライフ・イズ・ラビッシュモダン・ライフはガラクタです(キリッ 後期ヴィクトリア朝・エドワード朝のイギリスでは、工場制機械生産に密接に関係しながら、中流階級の核家族による職…

VTOL機

VTOL機(垂直離着陸機)の動画。こういった軍用技術が20〜30年後の私たちの世界で実用化されていても不思議ではない。滑走路のいらない旅客機が「空間」をよりなめらかに繋ぐ。都心の高層ビルの屋上が「空港」になっているのかも〜〜と思ったけど、この動画…

動画テス

「Prada Transformer Art Architecture Film Fashion 2009」(HP)サイズが小さい、 デフォルトで「w425」に変更もできない。あれ? まっ、いいか(泣)。

画像テス

イワン・レオニドフ、「マグニドゴルスク都市計画」(Ivan Leonidov, Planning of the socialist settlement at Magnitogorsk)、1930年。し、渋い、 まっ、いいか。 他、リンク文字色の変更(→lightsteelblue)。

テス

表記テスト。リンクを貼るとこの文字色になる。注釈をつけてみる。*1 箱 太文字 斜体 打消し線XXS文字サイズ XS文字サイズ S文字サイズ M(ふつう)文字サイズL文字サイズ XL文字サイズXXL文字サイズ リスト リスト リスト 番号 番号 番号 *1:注釈をつけてみ…